【AWS】IPを固定しよう!Elastic IPの設定【初心者】
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前回の記事ではAWSでのサーバーの構築方法を書いたが
今回はそのサーバーのIPを固定する方法を書いていく。
なぜIPを固定する必要があるのかなども簡単に書いていくのでAWS初心者の人は是非読んでみてほしい。
目次:
前回までのおさらい
前回はEC2を利用して、インスタンスの作成までを終えた。
今回の記事ではこのインスタンスを作成した後に何をするべきかというお話。
プライベートIPとパブリックIPとは
IPには大きく分けてプライベート IP アドレスとパブリック IP アドレスが存在する。
プライベートIPアドレスとは
公式サイトの説明を抜粋
プライベート IP アドレスは、インターネットから到達できない IP アドレスです。プライベート IP アドレスは、同じネットワーク(EC2-Classic または VPC)内のインスタンス間の通信に使用できます
出典:Amazon EC2 インスタンスの IP アドレッシング
言い換えると、1つのインスタンスから別のインスタンスに接続する際にしか使えないIPアドレスのこと。
基本的にはあまり使うことがなさそうだ。
パブリックIPアドレスとは
公式サイトの説明を抜粋
パブリック IP アドレスには、インターネットから到達できます。インスタンスとインターネット間で通信するには、パブリック IP アドレスを使用できます。
こちらはプライベートとは異なり「インターネットから到達」ができると記載されている。なのでホームページを作成した再にはここに記載されているアドレスを入力することでアクセスが可能となる。
また、PuTTYなどでSSH接続する際もこちらのアドレスを使用することになる。
Elastic IPとは
今回の本題Elastic IPについて。
上記で説明したプライベートIPとパブリックIPアドレスはいわゆるネットワーク上の住所みたいなものだ。しかしこれらのアドレスはサーバーを再起動すると変わってしまうという大きな問題がある。
例えばこの「ぱんだの冒険日記!」のトップページをブックマークしていた場合
下記のアドレスを保存していると思うが
http://pandagame.hatenablog.com/
このアドレスがサーバーの再起動をするたびに変化してしまうということになる。
そうなってしまうとブックマークも出来ない、サーバーのアドレスを覚えてもらえないという欠点がある。
そこでElastic IPの登場だ。
Elastic IPの説明を公式サイトより抜粋
Elastic IP アドレスは、アカウントに割り当てることができるパブリック IP アドレスです。必要に応じて、インスタンスに関連付けることができます。これは、解放するように選択しない限り、インスタンスに割り当てられたままです。
出典:Amazon EC2 インスタンスの IP アドレッシング
説明を読むと「解放するように選択しない限り、インスタンスに割り当てられたまま」と記載がある。なのでこのElastic IPをインスタンスに割り当てることで、再起動をしても新たなIPアドレスが振られることはなく固定できるということになる。
Elastic IPを設定してみよう
なんとなくElastic IPがどういうものかわかった所で早速設定をしてみよう。
ダッシュボードの左のサイドバーの画像の①から作業を進めていこう。
ここまで作業が終わるとElastic IPの画面に下記のように1つ項目が追加されたはず。
あとはこれを、作成したインスタンスに割り当てるだけだ。
作成されたElastic IPのところを右クリックすると下記のウィンドウが出てくるので「アドレスの関連付け」を選ぼう。
選択すると下記のウィンドウが出てくる
①を押すと作成してあるインスタンスが表示されるのでElastic IPを関連付けたいインスタンスを選択する。
選択後は②を押して関連付け完了
まとめ
今回は作成されているインスタンスに対してElastic IPを設定する事でIPを固定した。